東京湾を見渡せるインド料理専門店「ビーチ・カリカ」。
絶景を眺めながらカレーを味わえるお店として長年愛されてきた名店です。亡きオーナーの遺志を継ぎ、再出発したこの店では、ネパール出身のスレスタさんが18年守り続ける味が待っています
根強いファンに支えられる2種類のカレーランチセットは、スパイスと人の温もりを感じるひと皿です。
東京湾を見渡せるインド料理専門店「ビーチ・カリカ」。
絶景を眺めながらカレーを味わえるお店として長年愛されてきた名店です。亡きオーナーの遺志を継ぎ、再出発したこの店では、ネパール出身のスレスタさんが18年守り続ける味が待っています
根強いファンに支えられる2種類のカレーランチセットは、スパイスと人の温もりを感じるひと皿です。
東京湾が目の前に広がる最高のロケーションにあるのが「ビーチ・カリカ」です。海辺のオープンスペースで陽の光を浴びながら食べるカレーは最高のひとこと。
ランチメニューは、チキン、帆立、牡蠣、牛すじなど、豊富な選択肢がある「ランチカレーメニュー」(950円〜)のほか、タンドリーチキン・2種のカレー・ラッシーなどドリンクがセットになった「スペシャルカレーランチメニュー」(1,600円)も。一番人気の「牛すじ」はしっかり煮込まれた牛すじがプリプリで食べ応えたっぷりです。
肝心の辛さについては「日本の皆さんの口に合うように調整しています。激辛にもできるので、そのときはおっしゃってくださいね。でも本当に辛いですよ(笑)」と、マスターのスレスタ・アムリットさんは笑顔を見せてくれました。
YRP野比駅から徒歩10分、国道134号線沿いを南下していくと見えてくる海沿いのお店が目印です。ワンちゃん連れもOKなお庭の席もあり、海が一望できます。ロケーションの良さに映画のロケやテレビ番組の取材も多いのも頷けます。
海のないネパール出身のスレスタさんは、海を見て感動したそうです。
「ネパールは標高の高い山々の国で海はありません。カリカで働くようになって、生まれてはじめて海を見たんです。働いて18年目になりますが、今見ても新鮮です」
スレスタさんの感動は、今も色あせずに続いています。
2024年、カリカの前オーナーが亡くなりました。
時をおかずして、スレスタさんたちスタッフと関係者の尽力で2024年末に再オープン。多くのカリカファンが安堵しました。
「当時、私はネパールでシェフをしていました。亡くなったオーナーが知人を通じてスカウトしてきたことがきっかけです」と、18年前の来日時を懐かしそうに振り返ります。
「もちろん、そのときがはじめての日本でした。就労ビザも前オーナーが取ってくれました。長沢や野比は静かでいいところです。仕事で東京に行くことはありますが、人が多すぎてびっくりしますね」
亡きオーナーへの感謝を胸に遺志を継いだスレスタさんのカレーは、これからもスタッフやファンとともにカリカを守り続けます。
取材日 2025/8/8
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
ビーチ・カリカ
住所 神奈川県横須賀市長沢2丁目1-9
電話番号 046-801-4421
営業時間 11:00〜22:00
定休日 ナシ
アクセス 京浜急行「YRP野比駅」から約10分
URL https://www.instagram.com/beachkalika/
Writerしゅんどう
三浦半島在住。「カピバラ写真展」をよこすかポートマーケット、ソレイユの丘などで開催し、自身はカピバラ紙粘土の造形、カピバラ絵本制作を行っている。
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