かながわの景勝50選のひとつ、長者ヶ崎の絶景をのぞむ「Corail Cafe and Labo」は、葉山ホテル音羽ノ森が手がける海辺のカフェ。
店内で焼き上げるマフィンには、地元の「葉山ハチミツ」がたっぷり。マフィンを焼き上げる、製菓長の岩佐浩司さんに、素材へのこだわりと美味しさの秘密を伺いました。
かながわの景勝50選のひとつ、長者ヶ崎の絶景をのぞむ「Corail Cafe and Labo」は、葉山ホテル音羽ノ森が手がける海辺のカフェ。
店内で焼き上げるマフィンには、地元の「葉山ハチミツ」がたっぷり。マフィンを焼き上げる、製菓長の岩佐浩司さんに、素材へのこだわりと美味しさの秘密を伺いました。
「Corail Cafe and Labo」のドアを開けると、ガラスのショーケースの中に、色とりどりのマフィンがずらりと並んでいるのが目に飛び込んできます。
「おすすめは、『葉山ハチミツ』(700円)です。地元の石井養蜂園で採れた葉山産のハチミツを使用しています。今は『春のはちみつ』ですが、『夏のはちみつ』のほうが独特の風味があって好きなんです。ナスやキュウリの花の蜜を集めるそうですよ」と、製菓長の岩佐浩司さんが教えてくれました。
「葉山ハチミツ」は、しっとりとしてフローラルな香りとやさしい甘さ。葉山の春の景色が浮かぶよう。
スポイトに入っているはちみつレモンシロップをかけると、しっとり感がアップします。
「夏のはちみつ」を使ったものと食べ比べてみたいなぁと思いました。
一番人気の「ショコラ」(700円)は濃厚な甘さ、季節限定の「アブリコ」(650円)は夏にピッタリのさわやかな味わいです。
マフィンは定番5種類と季節ごとに替わる3種類、常時8種類を用意。素朴なイメージのマフィンですが、どれも見た目が美しいことに驚かされます。価格は500円〜700円。
お店は長者ヶ崎駐車場の敷地内にあります。天気が良い日は長者ヶ崎海岸ごしに富士山を眺めながらゆったりと過ごせます。
お店の奥にはテラス席も用意されていて、ワンちゃんとの入店もOK(諸注意事項あり)。
国道134号をドライブしている途中に立ち寄ると、スイーツ休憩と絶景のご褒美が待っています。
長崎県から上京した岩佐さんが製菓の道に入ったのは、20歳の時。
葉山の名店「サンルイ島」や「インターコンチネンタル東京ベイ」などを経て、葉山ホテル音羽ノ森へ。
ドライフルーツでも季節感を演出したい、と話す岩佐さん。ウェディングケーキなどを手掛けてきた経験が、マフィンのデコレーションにも活かされています。
しっとりとしたマフィンの秘密は、それぞれで生地の配合を変えていること。基本の材料は、小麦粉、バター、砂糖、卵ですが、「サレ」(700円)だけは、小麦粉に加えて上新粉、さらにマスカルポーネチーズを使用しています。
「お食事系マフィンの『サレ』も季節によって味が変わります。今はアンチョビ、オリーブ、チョリソー、ブロッコリー、オニオン、ドライトマトを入れています」
甘いだけじゃない、こだわりのマフィンを絶景とともに味わってみては。
取材日 2025/6/12
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
Corail Cafe and Labo(コライユ カフェアンドラボ)
住所 神奈川県三浦郡葉山町下山口2049-4
電話番号 046-874-8900
営業時間 平日11:00~18:00、土・日・祝日9:00~18:00
※営業時間は季節によって変わります
定休日 火曜
アクセス 京浜急行バス「長者ヶ崎」から徒歩2分
URL https://www.instagram.com/corail_cafe_and_labo/
Writer田辺 紫
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドをつとめる。「横浜ウォッチャー」として、見て、聞いて、撮って、食べて、実際に体験した横浜情報を発信。
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