長沢に住む一級建築士の新城宏明さんが2021年4月、京急 三浦海岸駅そばにオープンした「BAYSIDE SHARE 三浦海岸」内には、コワーキングスペースのほかに、カフェ「BAYSIDE CAFE」があります。
長沢に住む一級建築士の新城宏明さんが2021年4月、京急 三浦海岸駅そばにオープンした「BAYSIDE SHARE 三浦海岸」内には、コワーキングスペースのほかに、カフェ「BAYSIDE CAFE」があります。
おすすめメニューの一つが、「サルシッチャドッグ(ハニーナッツ)」(1,100円)です。サルシッチャとはイタリアの腸詰肉のこと。加熱方法などは異なりますが、ドイツのソーセージに似た食材です。粗挽きにした豚肉をハーブ・スパイスで味付けして低温調理しています。
腸詰め肉の上には蜂蜜に漬け込んだナッツがトッピングされ、サルシッチャのスパイシーさとナッツの甘味が交互にやってきます。
パンにも一工夫。「普通のホットドッグのパンだと柔らかくて」と語る新城さんが探し出してきたバケットは、かじったときの歯ごたえと中のふんわり感のコンビネーションが絶品。
食事にも、小腹がすいたときのおやつ代わりにもピッタリでした。
店内にはソファー席のほか、炭化させた杉の一枚板にレジン(樹脂)加工を施したオリジナル長テーブルの席もあり、余裕を持たせた空間が印象的です。
「炭化させた木を樹脂加工すると、真っ黒になって模様が綺麗に出ます。こうしたモノづくりを以前からしていたので、カフェの内装も自分の手を動かして作りたいと思っていました」と新城さん。オープンデッキの板張りもDIYで行ったそうです。
ちなみに、ペットも一緒に入店可能。夏場は海で遊んだあと、水着で訪問してもOKで、温水シャワーの貸出(15分700円)もあります。
BAYSIDE CAFEは、新城さんの本業である設計やデザインの仕事をコワーキングスペースでしながら、コミュニケーションやアクティビティを楽しめる場として、三浦海岸から道路を隔てた海岸沿いに開業しました。
「三浦海岸のそばを歩き、海を見渡せるところに一人座ってコーヒーを飲む。それだけで贅沢に感じられて、大満足です」と笑う新城さん。気持ち良いお店作りの秘訣は、自分が気持ちよい空間を大切にしているからかもしれません。
取材日 2024/09/30
Information
BAYSIDE CAFE
住所 神奈川県三浦市南下浦町上宮田1443 1F
電話番号 046-827-7076
営業時間 10:00~20:00(日~木)、10:00~22:00(金・土)
アクセス 京浜急行「三浦海岸」徒歩5分
URL https://www.bayside-share.com/bayside-cafe
Writer奥野大児
1971年生まれ。大学卒業後20年ほどシステムエンジニアで会社勤めをした後にフリーライターとして独立。グルメ・IT・旅などのジャンルで、お出かけレポートからインタビュー、調査記事までいろいろ書きます。
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