12月の終わり、根菜の甘みをいっそう引き立てるような寒さが続く頃。鎌倉・長谷の「星の井通り」にある八百屋「ハレトキ」では、とってもユニークなイベントで賑わっていました。その名も、MIURA DAIKON FESTIVAL!三浦大根をはじめ、三浦産の大根がなんと12種類もずらりと並んでいる光景に、通りかかる人々も思わず足を止めていました。
Release2026.01.24
Update2026.01.24
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Update2026.01.24

12月の終わり、根菜の甘みをいっそう引き立てるような寒さが続く頃。鎌倉・長谷の「星の井通り」にある八百屋「ハレトキ」では、とってもユニークなイベントで賑わっていました。その名も、MIURA DAIKON FESTIVAL!三浦大根をはじめ、三浦産の大根がなんと12種類もずらりと並んでいる光景に、通りかかる人々も思わず足を止めていました。
多彩な大根のラインナップについて、「ハレトキ」代表の後藤洋介さんにお話を伺いました。
「三浦大根の血を引く『味一番大根』や、神奈川県や三浦市の外に種が出回ることがない限定品種、湘白やレディーサラダ、小桜大根、淡桜大根など、様々な大根を揃えました。私たちが一番大好きな季節は、やはり大根をはじめとする根菜類の美味しさが一段と増す『冬』。大根を例に挙げてもこれだけ個性豊かな品種が揃うのも、三浦の土地が持つ大きな魅力ですね。」
そして、三浦野菜デザインPJから誕生した新発売の「三浦大根BAG」も、フェスティバルに参加させていただきました。
「去年三浦大根がとっても美味しかったから、今年も楽しみにして来ました」と笑顔で訪れるご近所の常連さん。一方で、初めて見る三浦大根の大きさに「こんなに立派なの!?」と目を丸くする観光の方。そんな中、大根がすっぽりと収まった三浦大根BAGと目が合うと、思わず「かわいい~!」と、多くの方が顔をほころばせていました。
「三浦大根のためにバッグを作るなんて、愛がすごいわね~!」という驚きの声や、「三脚やヨガマットを運ぶのにも、使いたい!」と、大根の枠を超えた可能性を見出してくださる方も。
ご購入くださったご近所さんは、大根BAGをひょいと肩にかけ、自転車で軽快に帰っていかれました。カゴに入れると不安定になりがちな三浦大根も、このバッグがあれば両手が空くので、運転も楽々。その颯爽とした後ろ姿がとても印象的でした。
店先では、サーフィン帰りやランニング途中のご近所さんがふらりと立ち寄り、楽しそうに世間話を交わしていく。そんな光景に混じって、「鎌倉に来る時はここに寄るのが楽しみで」と遠方から訪れるお客様の姿もありました。
何より驚いたのは、店主である後藤さんご夫婦が常連さんのお名前を覚えていらっしゃること。そして、定休日の無人販売の日には、近隣の方々が自然とお店を見守ってくれているのだそう。
一日お店で過ごしていると、地域の方々に愛され、そしてお客様との会話を心から楽しむ後藤さんご夫婦の姿に、温かい気持ちになりました。そんなお二人に、なぜ三浦野菜に魅了されたのか。その原点となる「出会い」についてお話を伺いました。
「東京から鎌倉に移住してから間もなく、自宅からほど近い道路沿いの傍らで、新鮮で美味しそうなお野菜を販売している田畑 菜穂実さんと出会いました。オススメの食べ方を教えてもらい、初めて三浦野菜を食べた時の感動。『えっ野菜ってこんなに美味しかったの?味が濃く、みずみずしくて美味しすぎる…』衝撃的な美味しさに感動したことを今でも覚えています。」
その後、毎週のように三浦野菜を購入し、四季折々の三浦の路地野菜を知り、自然の恵みを楽しむようになり、2023年8月に八百屋を始めることを決意。
「海に囲まれてミネラルが豊富な三浦半島の火山灰土壌で、温暖な気候の中、太陽や風雨にさらされながら元気に育った『路地野菜』。春夏秋冬の四季の移り変わりを感じながら、その季節の旬なお野菜を楽しむことができることは、三浦野菜の最大の魅力だと思います。そして、『朝採れ=鮮度』にこだわった野菜の美味しさが、ハレトキのこだわりであり、私たちが惹かれた部分だと思っています。」
「ハレトキ」の野菜がいつも瑞々しいのは、月・水・金の週3回、自ら三浦の農家さんを周って「朝採れ」を仕入れているから。農家さんと直接顔を合わせ、野菜の生育状況を確かめたり、お客様の声を届けたり。そんなコミュニケーションの中から、農家さん直伝の「美味しい食べ方」を教えていただくことも多いのだそうです。
「農家さんに教わった食べ方が、やっぱり美味しいんです」と話す後藤さんに、大きな三浦大根を余すことなく、丸ごと一本美味しく食べ尽くすためのヒントを伺いました。
「甘くて水分量が多い上部は、主に大根サラダにしたり、大根おろしとして使っています。真ん中の部分は煮崩れしにくいのが特徴です。お正月用のなますを仕込んだあとは、おでんや煮物に。そして、下部は苦味があるので、大根の葉と一緒にお味噌汁に使うことが多いです。大根の葉のふりかけはいくらでも食べれてしまうので、冬はいつも食卓に並んでいます。」
かつての「街の電気屋さん」のように、野菜を届けるだけでなく、地域の暮らしをそっと支える存在の「ハレトキ」で、三浦産の大根との素敵な出会いを楽しんでみる。そんな、心もお腹も満たされる冬のひと時はいかがでしょうか。
さて、MIURA DAIKON FESTIVALに続いて今月は、玉川高島屋にて「三浦大根BAG」の販売イベントを行います。なんと、バッグをご購入いただいた方には、三浦大根を一本プレゼントするという特別企画も(数量限定)。詳細は、EVENT欄をご覧ください。
取材日 2025/12/27
撮影 角田洋一
Information

晴レ時々野菜 ハレトキ
住所 神奈川県鎌倉市坂ノ下13-15
営業時間 月・水・木・金・土曜日 10:30-18:45 ※三浦の朝採れ野菜:月・水・金曜日
定休日 火・日曜日
アクセス 江ノ電「長谷」駅より徒歩4分
URL https://www.instagram.com/haretoki.sakanoshita/
祝・三浦大根命名100周年!ファッションデザイナー高島一精さんの「三浦大根BAG」販売イベント
日時:1月24日(土)・25日(日) 各日午後1時~4時
場所:玉川髙島屋 本館1階 特設会場(エレベーター前)
江戸時代から続く三浦(神奈川県)の伝統野菜「三浦大根」。
大正14年の正式命名から、ちょうど100年という節目を迎えました。
現在は青首大根が主流となり、その出荷量は全体のわずか1%に満たないほど希少な存在となっています。
この伝統と生産者の情熱を未来へつなぐため、ファッションデザイナー・高島一精氏を迎え、アニバーサリーイヤーを彩る「三浦大根BAG」を製作しました。
大根以外にも、フランスパンやワインボトル、長ネギなど、長手の食料品を持ち運ぶ際にも便利です。また、半分に折りたたむことで、普段使いにちょうどいいトートバッグへと早変わりします。
三浦大根BAG 8,800円 (50点限り)
※なくなり次第、終了とさせていただきます。
【プレゼント】
三浦大根BAGをお買上げのお客様、先着30名様に産地直送の三浦大根を1本プレゼント。
イベントページは、こちら

Writerいとうまいこ
大学卒業後、大手家電メーカーで商品企画や展示に関わる。そのときの経験からテキスタイル(布)に関わる仕事をしたいと考え、2023年にテキスタイルのギャラリー「Casa de paño」を鎌倉で開業。展覧会やワークショップの企画に加え、三浦半島の豊かな自然や生き物、暮らしをモチーフにした布製品の商品企画を行っている。本企画は、三浦半島で暮らす人・営む人へのインタビューをもとに、もようのデザインを通して地域の魅力を再発見し共有する試みです。

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