110年以上続くお肉屋さん「横須賀松坂屋」。生肉を切り売りするだけでなく、ベーコンやソーセージなどの加工品作りにもこだわっています。
なかでもソーセージは、レギュラー商品だけで13種類もの品揃え。定番のプレーン、チョリソーをはじめ、とうふ、葉山夏みかん&ローズマリー、ゴルゴンゾーラ黒胡椒、イカ墨と海苔などの珍しいソーセージが店頭に並んでいます。これらの商品は、すべて4代目店主・松井義昌さんが独学で生み出しました。
「腸への具材の入れ方やソーセージの捻り方などは、海外のインスタグラムを見て真似しました」。
試行錯誤を繰り返した結果、食肉業界でも世界的な権威のあるIFFAコンテストで、プレーンソーセージは銀賞、あらびきガーリックハーブと葉山夏みかんローズマリーのソーセージは金賞を獲得しました。
「いまでもこれが正解なのかはわかりませんが、受賞したことで、お店のお客さんが喜んでくれたことが何よりうれしかったですね」。