室越敦(むろこしあつし)さんが三浦半島の先端の町で金土日月と営業しているのが、地元素材を活かした「うどん はるかぜ」です。
室越敦(むろこしあつし)さんが三浦半島の先端の町で金土日月と営業しているのが、地元素材を活かした「うどん はるかぜ」です。
人気メニューは定番の「パクチーまぐろうどん」(1,000円)と「まぐろの生ハムクリームうどん」(900円)。それに季節のうどんです。取材時(10月21日)は「九条ねぎと牛肉のうどん」(1,000円)でした。
苦手な人はパクチーなしも頼めますが、ここはぜひうどんとパクチーの相性を試していただきたいところ。
「あ、はじめて食べた味だ!」
思わず手を打つ爽やかさ。エスニック風のぶっかけうどんですが、レモンとパクチーとツナが三位一体の味わいで腰のあるうどんに馴染んでいます。
お酒のメニューも充実。各種の焼酎、地酒、梅酒、ビールは、よくある銘柄でなく、ちょっと珍しいお酒が並びます。三浦ブルワリーの地ビール(各900円)もラインナップしています。セレクションは奥様だとか。
お酒に合わせて頼みたいのが、「三崎まぐろセット」(1,200円)。口の中がさっぱりする「まぐろの生ハムと紫玉ネギのマリネ」、新鮮な「まぐろのユッケ」、濃厚な「まぐろのハーブオイル煮」で構成されたおつまみメニューです。
室越さんは小学三年生の時にお父さんの仕事の都合でタイのバンコクに移住。中学から日本に戻って、大学では芝居に打ち込みました。芝居用のチラシの写真を撮っているうちに写真に興味を持つようになって、大学に通いながら写真学校でも学び、卒業後、写真スタジオに就職が決定。
2003年から3年半はニューヨークでプロカメラマンのアシスタントをしていました。
2006年に日本に戻って自身がプロカメラマンとして独立したものの、2011年には転職を決意します。
「暗室にこもってずっと現像をしているより、太陽の下で働いてみたい!」
三浦半島の親戚を頼って農業の手伝いに。農家として独立するつもりでしたが、農地の空きがなく、三浦の野菜を活かす飲食業として2015年10月20日に「うどん はるかぜ」を開業しました。
タイでの体験と三浦での農業経験・三崎のまぐろが結実したパクチーまぐろうどん、ご賞味あれ。
取材日 2024/10/21
Information
うどん はるかぜ
住所 神奈川県三崎市三崎3-5-1
電話番号 046-815-7224
営業時間などの情報 11:00~16:00(うどんがなくなり次第終了)
定休日 火曜日、水曜日、木曜日
アクセス 京急本線「三崎口」からバスで18分「三崎港」下車。徒歩2分
URL https://www.facebook.com/udonharukaze
Writer深川岳志
フリーライター。兵庫県生まれ、東京都杉並区在住。IT入門系のほか、取材もの全般。ライトノベルの校正も手掛ける。ふだんは小説ばかり読んでいる。著作は「プログラマの秘密」「プログラマの憂鬱」ほか。
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