Tシャツで作られた愛らしいのれんをくぐると、そこはお客さんで賑わう大衆食堂。人気のお店を切り盛りしているのは、女将の佐藤典子さん(75歳)です。かつて、ここを切り盛りしていたご主人・佐藤勉さんの「お客さん第一」という遺志を引き継ぎ、定休日以外、朝から夜まで元気に働きます。
「新鮮で、安くて、おいしい。この3つを主人は大切にしてきました」と典子さん。以前は漁師だったご主人が水揚げしたお魚が並んでいましたが、今は板前さんが地元の漁港から仕入れています。朝どれの新鮮なものにこだわっているからこそ、そのおいしさには定評があるのです。