葉山の住宅地にたたずむ「FRUTTO」は、オーナーシェフの桑澤大さんと奥様の徳子さんが17年間育ててきたイタリアンの名店。
地元の常連客の信頼も厚く、手打ちパスタのランチセットが評判です。シェフが「自分で食べたくなるもの」を追求しつづける信頼のお店です。
葉山の住宅地にたたずむ「FRUTTO」は、オーナーシェフの桑澤大さんと奥様の徳子さんが17年間育ててきたイタリアンの名店。
地元の常連客の信頼も厚く、手打ちパスタのランチセットが評判です。シェフが「自分で食べたくなるもの」を追求しつづける信頼のお店です。
横須賀葉山線(県道27号)沿いにある「FRUTTO(フルット)」は地元民に愛されるイタリアンレストランです。
住宅街にあるFRUTTOのランチタイムのオススメは「パスタランチセット」。パン、前菜、ドリンク、パスタに、ひとくちデザートの組み合わせになります。
「葉山の名店『ブレドール』でオリジナルのパンを焼いてもらってます」と、シェフの桑澤大さんが語るフォカッチャは、柔らかくも深みのある感触で、このパンのファンも多いそう。
今回、メインに選んだ「コルツェッティ 赤海老&フレッシュトマトのジェノヴェーゼ」(定番パスタのランチセット2,200円〜 ・コルツェッティのセット3,300円)は、大きな丸い形のショートパスタです。
「手打ちは大変なんですけど、お客さんからの要望が多くて」と奥様の徳子さん。おおぶりな赤海老のプリプリとした食感にオクラのとろみがコルツェッティにからむ逸品です。
この日の前菜はカボチャのスープ。自然かつ濃厚な甘さが口いっぱいに広がりました。最後にデザートまでついてくる大盤振る舞い。
「最初からつけちゃったからもうやめられないんです(笑)」と、舌の肥えた葉山民を満足させてきた歴史をランチセットから感じられました。
店内は、カウンター席に4人掛けのテーブル席が並ぶ余裕のあるレイアウト。静物や港が描かれた絵画が展示され落ち着いた雰囲気。
「元はラーメン屋さんが入っていた物件ですね。窓以外はすべてリフォームしました。バスや車で来なければいけない住宅街ということで、お客様の多くはずっと見守ってくださった常連のお客さんですね」
2009年の開店から16年。リピーターの絶えない店となりました。
「以前から手打ちパスタの要望が強いということはわかっていたんです」と奥様の徳子さん。
「とても手間がかかるけど実際やってみると反響が大きいんです。『よかったよ』、『こんなのはじめて見たわ』と喜ばれます。本格的に取り組まざるを得ません(笑)」
その結果、キタッラ、コルツェッティ、ニョッキ、パッパルデッレ、ラザニアと、手打ちパスタのメニューは5つまで増えました。
ここ1、2年間の目標はグランドメニューの拡充でしたが、大さんは反対の道を行くことを決意し、手打ちパスタに特化したのです。
葉山の地で、お客様からダイレクトな声を聞きつつ、期待を超える取り組みをし続けている姿勢をひしひしと感じました。
前菜から食後のドルチェまで手間のかかったこだわりが詰まった「FRUTTO」のお得なランチセット、ぜひ味わっていただきたい逸品です。
取材日 2025/9/3
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

FRUTTO(フルット)
住所 神奈川県三浦郡葉山町一色954-1
電話番号 046-876-6197
営業時間 11:30~15:00(土日は12:00~) 18:00~21:30
定休日 水・木曜日
アクセス 京浜急行バス「一色小学校」から3分
URL https://www.instagram.com/hayama_frutto/

Writer深川岳志
フリーライター。兵庫県生まれ、東京都杉並区在住。IT入門系のほか、取材もの全般。ライトノベルの校正も手掛ける。ふだんは小説ばかり読んでいる。著作は「プログラマの秘密」「プログラマの憂鬱」ほか。

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