【三浦】できたて揚げたてを味わえるマグロ加工「清月」のさつま揚げ

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【三浦】できたて揚げたてを味わえる マグロ加工「清月」のさつま揚げ

Release2025.02.20

Update2025.02.20

できたてさつま揚げに胃袋を掴まれる

まぐろコロッケ、角煮、焼きトロetc……。店頭に並ぶたくさんの商品。

おいしそう……、と引き寄せられるようにふらふらと近づくと、すかさず「よかったら試食していって!」と声をかけられます。

その中でも目を惹くのができたての「鮪のさつま揚げ」(200円)。アツアツを一口かじると、ジュワッと旨みが口の中に広がり、次にマグロと野菜の甘みが広がります。なんて贅沢な旨み!

これらは店内の厨房で作られています。「見ていって!」と笑顔で厨房での取材を快く許可してくださったのは、先代のオーナー“ゆきちゃん”こと内騰幸雄さん。

さつま揚げの生地を手早く小皿で整えていき、16枚をサラダ油とごま油が入ったフライヤーで一気に揚げていきます。

「油は170℃ぐらい。これは弱火で揚げないと焦げちゃうんだよね」。

広がる香りだけでお客さんが引き寄せられそうです。

和菓子屋からマグロ加工へと広がる

「清月」は、もともとは和菓子屋さん。

1964年にゆきちゃんが創業し、本店はうらりマルシェから歩いて5分ぐらいのところで営業中です。

「和菓子の需要が少なくなって、途中でマグロ加工も増やしていったの。試行錯誤しながらね。ここだとお菓子を出しても売れないからね」。

和菓子作りの経験を活かして、次々と新商品を生み出しています。和菓子屋からマグロ加工!? と驚くばかりですが「おいしい」の基本は一緒なのかもしれません。

会話も「味」のひとつに

15歳から8年間修行を重ね、23歳で「清月」を立ち上げたゆきちゃん。

今年で「清月」は創業68年を迎えます。現在は息子さんが二代目として清月を切り盛りしていますが、御本人も変わらず店頭に立っています。

ゆきちゃんはとにかく話し上手。作業の手を止めぬまま、店の前を通るお客さんにも声をかけ、笑顔でコミュニケーションを取っています。

そんな話術が評判を呼び、再びお店を訪れるお客さんも。さらに地域での話し方講座の先生も務めるほど。

「話していると、みんなもっとここにいたいな、とか、またゆきちゃんに会いたいな、ってなるんだよね」とニコニコ。

おいしさだけではなく、コミュニケーションもお店の魅力なのかもしれません。

取材日 2024/11/29

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

お店の前を通りかかると「とろ角煮」(600円〜)の仕込み中でした。

休日には5回も作るという「とろ角煮」。

マグロの入った「マグレーヌ」(200円)は甘じょっぱさがクセになる味!

ゆきちゃんおすすめの「アカモク」は三崎で採れる海藻で高い栄養価とネバネバが人気。

Writerふくだりょうこ

大阪府出身、神奈川県の盆地住まいのライター。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。読書とカメラ、うさぎが好き。

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