持ち上げるとずっしりと重い。かぶりつけばソースが絡まった白米とチキン、そして新鮮な野菜が交じり合い、爽やかな辛さが口の中に広がる――。そんなブリトーを食べられるのは、横須賀・県立大学駅からほど近い「LOOK UP」です。
持ち上げるとずっしりと重い。かぶりつけばソースが絡まった白米とチキン、そして新鮮な野菜が交じり合い、爽やかな辛さが口の中に広がる――。そんなブリトーを食べられるのは、横須賀・県立大学駅からほど近い「LOOK UP」です。
アメリカ発祥のメキシコ料理、いわゆるテックスメックスの味わいを、日本人の口に合うようにアレンジしたメニューは、地元の日本人だけでなく近隣に暮らす外国の方々からも支持されています。
ブリトーは元々メキシコ発祥のラップサンド。「LOOK UP」では、メインの具材にステーキ、タコミート(タコライスと同じミート)、チキンといった定番以外にも納豆、フィッシュ、トムヤムといった変わり種がラインナップ。今回は、一番人気のチキンブリトー(1,320円・税込)を注文しました。
小麦粉のトルティーヤの中にはレタス、チーズ、ハラペーニョ、フレッシュサルサ、ワカモレ、チキン、白米(国産)、そして味の決め手となるチポトレとマヨネーズを合わせたオリジナルソースが。チキンを煮込む際にもハラペーニョを加えていて、ピリ辛な味わいになっています。
このお店のブリトーで最も特徴的なのは、「具材を詰めた後に、丸ごとオーブンで焼いて皮をパリッと仕上げている」点だと、店主の岩堀広樹さんが教えてくれました。
「オープン時のシェフが、前に働いていたメキシコ料理店でやっていた調理方法だそうです。他店ではあまり見ないですね」
オーブンで焼くと外側は香ばしく、中では白ソースが米やチキンに染み込み、かぶりつくとチポトレの辛みとマヨのまろみが口の中にまんべんなく広がります。多彩な味わいと、後引く爽やかな辛さはやみつきになること間違いありません。辛さが物足りない方は、別添えのハラペーニョやチポマヨソースをかけてみてくださいね。
元々、メキシコからアメリカ西海岸に渡ってきた人々が築いたチカーノカルチャーが好きだという岩堀さん。メキシコやアメリカ関連の小物が店内に飾られています。
お店にはイートインスペース、2階のキッズスペースのほかにも、東京・祐天寺で人気の古着店「ARMS」の古着や雑貨(すべてキッズサイズ)を置いたフリマスペースや、総合格闘家の倉本一真が手掛けるファッション・ブランド「PRUEVA」の品が並ぶ棚があります。
いずれのショップも岩堀さんのお知り合いで、「地元の子どもたちにとって、カルチャーに触れられる場所になれればいいなと思って」商品を置かせてもらっているのだそう。
「子どもの頃、近所の床屋にいたカッコいい兄さんに影響を受けていました。多感な時期の子どもってカッコよさとか不良に憧れますよね。そんなときに、この店でカルチャーに触れて、少しでも良い方向に進んでくれればいいなって」
食、ファッション、音楽――。入口はどこからでもいいから、日本にない自由さを感じてほしい。岩堀さんはそう願って、今後も地元の子どもたちが憧れるようなカルチャーの交差点を「LOOK UP」につくっていきます。
取材日 2025/08/21
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
LOOK UP
住所 神奈川県横須賀市安浦町3丁目25
電話番号 046-874-5793
営業時間などの情報
11:00~17:00(火・水・木・金)
11:00~19:00(土・日)
2025年より店内利用は予約制となります。電話・予約サイトにてご予約をお願い致します。
定休日 月+不定休
アクセス 京浜急行「県立大学」徒歩5分
URL https://www.instagram.com/lookup_yokosuka
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
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