【北久里浜】"すかどら”が大人気!地元に愛され続ける和菓子屋「壺屋」福波さんの物語

Release2025.10.26

Update2025.10.26

【北久里浜】"すかどら”が大人気!地元に愛され続ける和菓子屋「壺屋」福波さんの物語

Release2025.10.26

Update2025.10.26

京急・北久里浜駅からすぐの商店街にある「和菓子司 壺屋」。

和菓子屋でありながら、どらやきやマドレーヌといった焼き菓子も人気の老舗です。開店と同時に地域の常連さんが次々と訪れる、まさに“まちの和菓子屋さん”。

今回は、その中でも看板商品として愛されている「すかどら」に込められた想いや、親子二代で守り続ける味の秘密を伺いました。

地元の人の愛される「すかどら」(280円)

もっと見る

「どら焼きはどこにでもあるじゃない。ただ、うちのは若干材料が違ってね……。何が違うかって? それはちょっと言えないなあ(笑)」と、いたずらっぽく笑うのは2代目社長の福波康博さん。

「すかどら」(280円)はお店でも一番人気の商品です。ふかふかの生地、その間にはさまれているのはたっぷりのあんこと、そのあんこよりもたっぷりなふわふわのバター。

もっと見る

程よい甘じょっばさが口の中に広がり、いくらでも食べられてしまいそうです。

康博さんと一緒にお店を切り盛りする娘の三代目・絵理さんは「昔はどらやきの生地にバターだけつけて食べたりしていましたねえ(笑)」とのこと。その言葉からも「すかどら」の歴史を感じます。

ちなみに「すかどら」の「すか」は「スカジャン」や「横須賀」からきているのだそう。

「すかどら」の人気は取材中にも目撃することができました。訪れた常連さんが「『すかどら」がおいしくて。買って県外のお友だちにも送ることもあるの」とのこと。

もっと見る

そして「マドレーヌ」(250円)も、もう一つの定番人気商品。

「マドレーヌも昔からあるんだよね。和菓子屋だけど、なんとなくやっていれば売れちゃうんで相当の量を焼いてます」と康博さん。

季節の和菓子が目と舌を楽しませてくれる

もっと見る

「和菓子司 壺屋」さんは、京急線北久里浜駅から徒歩3分のところにあります。おじいさんの代では衣笠でお店をやられていたそうですが、康博さんが二代目として継ぐにあたり、現在の場所に移転しました。

店内には定番の「すかどら」や「マドレーヌ」のほか、季節の和菓子が並ぶほか、おせんべいや、日によってはお赤飯も販売されています。

ひっきりなしにお客さんが訪れ、この日は午前中のうちにお団子が売り切れていました。おうちでいただくのはもちろん、おみやげ用に購入される人も。

取材中、「私はここでしか和菓子を買わないの。何十年も通っています」と長年通い続ける常連さんが美味しさの歴史を教えてくれました。

もっと見る

喫茶店から和菓子屋を継いで

もっと見る

「和菓子司 壺屋」を継ぐまでは、今お店がある場所で奥様と喫茶店を営んでいたという康博さん。

「当時はコンビニもファミレスもないし、若者が立ち寄れる場所もないから、このあたりに喫茶店があるのはよかったんですよ。駅前通りということもあってね。何軒かあったなあ」

その後、お店を継ぎ、独学で和菓子を学ばれたのだそう。三代目・絵理さん曰く「和菓子の研究をしたノートが何冊もあるんです。独学でここまでやってこれたのも、父のそうした真面目さですね」と誇らしげです。

もっと見る

お店も改装して、現在はお住まいとお店が一緒になったビルになりました。

店を構えて40年が経ち、すっかり地元の人たちの生活にとって欠かせない場所となっています。

この日は大量にマドレーヌを焼く日。暑くて大変そう……と、思ってしまいますが「この時期はパン屋も和菓子屋も洋菓子屋もみんな大変だからねぇ」とにこり。

もっと見る

親子仲良くお店をやっていくコツは? とお聞きすると「お父さんが穏やかなんですよ(笑)」と絵理さん。

もしかすると、そんな穏やかな空気感が和菓子にも反映されているのかもしれません。

取材日 2025/8/20

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

もっと見る

豆がゴロッと、しかも塩っ気の効いた餅生地と餡の甘みのバランスが美味しい「大福」(250円)。

もっと見る

「みたらしだんご」(130円)と「あんだんご」(130円) も早い時間に売り切れてしまう日もある人気商品。団子のフワフワ感がやみつきに!

もっと見る

9月に登場の秋の和菓子。(写真奥から時計回りに)「秋いろいろ」(300円)、「栗っこ」(220円)、「薄紅葉」(300円)、「千代菊」(300円)、「虫の音」(300円)、「栗味楽」(230円)、「薯蕷饅頭」(200円・写真中央)。

もっと見る

甘味の什器の反対側にはおせんべいなどしょっぱい系が。

Writerふくだりょうこ

大阪府出身、神奈川県の盆地住まいのライター。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。読書とカメラ、うさぎが好き。

関連記事

RECOMMEND

【北久里浜】和菓子は生活の一部。老舗「壺屋」の絵理さんが語る、季節の手仕事

2025.12.15

【北久里浜】和菓子は生活の一部。老舗「壺屋」の絵理さんが語る、季節の手仕事

【横須賀】「精栄軒」四代目の
水谷さんが蘇らせた“竜馬のかすていら”

2025.04.21

【横須賀】「精栄軒」四代目の 水谷さんが蘇らせた“竜馬のかすていら”

【横須賀】四代目水谷さんが引き継いだ
「精栄軒」の100年変わらない黒船サブレ

2025.02.26

【横須賀】四代目水谷さんが引き継いだ 「精栄軒」の100年変わらない黒船サブレ

【横須賀市】お腹が空いたら「はらどけい」
店主吉岡享司さんが焼く職人技の今川焼

2025.01.11

【横須賀市】お腹が空いたら「はらどけい」 店主吉岡享司さんが焼く職人技の今川焼

【横須賀】ふわふわ三笠と秋の和菓子。70年愛され続ける老舗「三吉野」が生む町のぬくもり

2026.01.13

【横須賀】ふわふわ三笠と秋の和菓子。70年愛され続ける老舗「三吉野」が生む町のぬくもり

【横須賀】焼きだんごが1日100本!創業70年「三吉野」の老舗和菓子店が守るやさしい甘さ

2025.11.14

【横須賀】焼きだんごが1日100本!創業70年「三吉野」の老舗和菓子店が守るやさしい甘さ

人気記事

RANKING

No.1

【横須賀】漁師直伝!極上アワビとサザエの贅沢な食べ方。「直丸」が教える海のレシピ

2026.01.14

【横須賀】漁師直伝!極上アワビとサザエの贅沢な食べ方。「直丸」が教える海のレシピ

No.2

【北久里浜】30年愛される老舗「とんてつ」2日間煮込む黒カレー×ロースカツの贅沢

2026.01.12

【北久里浜】30年愛される老舗「とんてつ」2日間煮込む黒カレー×ロースカツの贅沢

No.3

【横須賀】自由に描く“カンタ刺繍”の世界!笹本祥巨さんのワークショップで出会う手仕事の魅力

2026.01.06

【横須賀】自由に描く“カンタ刺繍”の世界!笹本祥巨さんのワークショップで出会う手仕事の魅力

No.4

【逗子】常連たちが目当てに通う「鬼助ベニエ」の逗子限定サンドイッチとキャラメルサンデー

2026.01.14

【逗子】常連たちが目当てに通う「鬼助ベニエ」の逗子限定サンドイッチとキャラメルサンデー

No.5

【横須賀】週3日限定!刺身級のアジが主役 ふわサクの地あじフライバーガー「紅 五-五六」

2026.01.16

【横須賀】週3日限定!刺身級のアジが主役 ふわサクの地あじフライバーガー「紅 五-五六」

No.6

【久里浜】「百年の杜」風の人・松尾さんが届ける旬の地魚と玄米寿司

2026.01.13

【久里浜】「百年の杜」風の人・松尾さんが届ける旬の地魚と玄米寿司

No.7

【横須賀】中華街仕込みの職人技!パリふわ新食感“新しい粉もの”「チーズモック in すえひろ」

2026.01.14

【横須賀】中華街仕込みの職人技!パリふわ新食感“新しい粉もの”「チーズモック in すえひろ」

No.8

【連載】旬の三浦野菜を美味しくいただく~大根~⑥みんなの大好きおかず 吉田和子さんの「豚大根」

2026.01.04

【連載】旬の三浦野菜を美味しくいただく~大根~⑥みんなの大好きおかず 吉田和子さんの「豚大根」

No.9

【横須賀】ふわふわ三笠と秋の和菓子。70年愛され続ける老舗「三吉野」が生む町のぬくもり

2026.01.13

【横須賀】ふわふわ三笠と秋の和菓子。70年愛され続ける老舗「三吉野」が生む町のぬくもり

No.10

【横須賀】牛乳が旨い! YOKOSUKA GELATO FACTORY発フルラート

2026.01.13

【横須賀】牛乳が旨い! YOKOSUKA GELATO FACTORY発フルラート