京浜急行「逗子・葉山駅」の北口改札を出ると「浪子そば」の出汁のよい香りが漂ってきます。
1976年から地元の方に愛されてきたお店は、3代目店主の奮闘で味が向上。ますます愛される“駅そば”へと進化しています。
京浜急行「逗子・葉山駅」の北口改札を出ると「浪子そば」の出汁のよい香りが漂ってきます。
1976年から地元の方に愛されてきたお店は、3代目店主の奮闘で味が向上。ますます愛される“駅そば”へと進化しています。
人気メニューは店名と同じ「浪子そば」(550円)。
いわゆる“全部入り”のメニューで、そばの上に揚げ玉、油揚げ、わかめ、ねぎ、生玉子がのっています。
つゆは出汁の風味が豊か。麺は生麺を茹でているとのことで、細いのにコシがあります。
「こちらもどうぞ」とすすめられたのは、出汁を取った後の出汁かす。かけつゆの“追い出汁”に使ったものを無料で提供しています。タイミングによってない時もあるため、あればラッキー。商品受け取りのテーブルに置いてあります。
出汁かすからさらに旨みが出て、つゆを飲み干してしまうほどのおいしさでした。
「浪子そば」は1976年に初代が創業。3代目の店主である岡田森夫さんは2014年に先代から引き継ぎました。
岡田さんは野球少年だった小学生のころから「浪子そば」をよく食べていて、「おいしい」という印象があったそう。2代目が引退するにあたり声がかかり、店を継承することを決意しました。
「初代の墓前で『僕が浪子そばを引き継ぐことになりました。天から見守ってください』と手を合わせました」と、岡田さんは振り返ります。
引き継いだ時は、駅のそばという好立地にも関わらず、赤字だったそう。そこで岡田さんは「駅そばのわりに、旨いな」を目指し、品質向上に取り組みました。
最高の出汁をとるには宗田節が欠かせないと知った岡田さん。
生産量が日本一の高知県土佐清水市の市役所や、観光協会に手紙を送り協力を要請したところ、「かつをぶし池田屋」にたどり着きました。
一般的に出汁をとるのは「荒節」を使いますが、岡田さんは妥協せず、より熟成に時間をかけた「枯れ節」を使いたいと希望。池田屋は、鰹節・サバ節・宗田節の枯れ節をバランスよく配合することで、岡田さんの思いに応えてくれたのです。
この浪子そば専用の出汁パックでとった「黄金の出汁」に替えてから、リピーターがさらに増えたといいます。
「本格的でまろやかな出汁の効いたつゆをお楽しみください」と、岡田さんは胸を張ります。
次回は、こだわりの生麺とごはんものについて紹介します。
取材日 2025/11/4
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

浪子そば
住所 神奈川県逗子市逗子5-1-6 京急新逗子駅ビルニート2F
営業時間 10:00~19:00
定休日 ナシ
アクセス 京浜急行「逗子・葉山駅」すぐ

Writer田辺 紫
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドをつとめる。「横浜ウォッチャー」として、見て、聞いて、撮って、食べて、実際に体験した横浜情報を発信。

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