猿島を目の前に臨む、食の体験施設「いちご よこすかポートマーケット」。この中に、地産地消をテーマにジェラートを提供する「YOKOSUKA GELATO FACTORY」があります。
猿島を目の前に臨む、食の体験施設「いちご よこすかポートマーケット」。この中に、地産地消をテーマにジェラートを提供する「YOKOSUKA GELATO FACTORY」があります。
地元農家とのつながりから生まれる、そのときにしか食べられない旬のフレーバーには、つくり手の想いが詰まっています。
よこすか関口牧場の牛乳をベースに使ったジェラートはすべて店内仕込み。2種類のフレーバーを選んでオーダーします(1カップ 600円・税込)。今回は、地元良品JOURNEYでも取材させていただいた、西浦賀にある観光農園「ファーマシーガーデン浦賀」の果物を使った限定フレーバーを2ついただきました。
1つ目はミルクジェラートに、砂糖で煮詰めたブルーベリーとクラッカーを挟み込んだ「ブルーベリーミルク」。パフェのような食感を楽しみながら、牛乳本来の旨みとブルーベリーらしい甘酸っぱさを味わえます。
そして2つ目の、ファーマシーガーデンのレモン果汁をソルベにした「レモン」は、、晩夏の暑気を吹き飛ばすような、爽快な味わいです。濃厚なジェラートとのセットで頼むと、口の中をさっぱりリセットしながら食べられるので、どちらのジェラートの風味も余すことなく楽しめました。
これらのコラボレーションのきっかけは、店長の上間有沙さんが「ぜひジェラートをつくらせてください!」と自らオファーしたことだそうです。
「別件で農園を訪れてレモンを収穫させていただいたときに、ファーマシーガーデンさんの自然への愛情を感じました。ここで丁寧につくられた果物をお客さまにご紹介したいと思って、すぐにお願いしました」
季節の限定フレーバーは、農家から届く旬の果物や野菜を使って開発されるため、不定期に内容が変わります。
このお店で驚いたのは、商品開発から販売までのスピードの速さです。例えば、鈴也ファームさんからバジルが届いた際、翌週にはもう店頭に並べていたそうです。
「関口牧場さんの牛乳でつくるジェラートに絶対的な自信があるからこそ、安定して美味しいものを開発できているのかもしれません。試作して納得の味わいになったら、すぐにでもお客さまにお届けしたくて、商品化しています」
食材次第では、店頭に出したその日に新フレーバーが完売してしまうこともしばしば。そのため、「美味しかったからまた買いに来た」とその日のうちにリピートするお客さまも少なくないといいます。
「お客さまには横須賀でたくさん楽しんでもらいたい。私たちも食の面から楽しみを広げていきたいです」
そんな上間さんたちの想いが詰まったジェラートは、今日も訪れる人々に季節の喜びと横須賀の自然の豊かさを伝えています。
取材日 2025/08/21
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
YOKOSUKA GELATO FACTORY
住所 神奈川県横須賀市新港町 6 いちご よこすかポートマーケット内
電話番号 046-821-0010
営業時間 10:00-18:00
定休日 なし
アクセス 京急線「横須賀中央」より徒歩11分/JR「横須賀」より「横須賀中央 / 三笠」循環バス「ポートマーケット前」下車すぐ
URL https://yokosuka-curry.com/product/03yokosuka-gelato-factory/
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
RECOMMEND
RANKING