「え、こんな形のきゅうりが!?」
三浦の畑から生まれた“星型”や“ハート型”のデコ野菜。加藤農園のユニークな挑戦が話題になっています。少し変わった、食べて驚く“ワクワク野菜”の世界が三浦にありました。
「え、こんな形のきゅうりが!?」
三浦の畑から生まれた“星型”や“ハート型”のデコ野菜。加藤農園のユニークな挑戦が話題になっています。少し変わった、食べて驚く“ワクワク野菜”の世界が三浦にありました。
「かわいい!」と注目を集めるのが、星やハートの断面が楽しい“デコきゅうり”。三浦市の「加藤農園」で育てられている、ユニークなきゅうりです。
秘密は、成長途中に専用の型を装着すること。
農園主・加藤さんは、「毎日チェックが欠かせません。タイミングを逃すと、成長しすぎて型が割れてしまうんですよ」と笑います。
理想の形になる“ここぞ”の瞬間を見極めて外す、まさに職人技のデコ野菜です。
鮮やかなパステルグリーンが目を引く「ヘルシエオクラ」は、従来のオクラに比べて粘りが特に強く、食物繊維が多く含まれる品種です。ネバネバ好きにはたまりません。
そのほかにも、白いとうもろこしなど、なかなか見かけることがない珍しい品種を多数栽培しています。
「加藤農園」を営むのは、三浦市初声高円坊に住む加藤正人さん。自動車整備士を目指しましたが、家業の農業に転身し、10年が経ちます。
夏はスイカやメロン、冬は大根やキャベツを中心に、年間100品種以上の作物を育てています。
「ただ売るための野菜じゃなくて、見て楽しい、食べて驚くような“ワクワクする野菜”を作りたい」と話す加藤さんの畑には、遊び心と挑戦心があふれています。
加藤農園の野菜は、「野菜の里 須軽谷」や「ヨークマート久里浜店」に納品しています。
売場には、商品と一緒に「おすすめレシピ」や「野菜の特徴」を書いた手作りの説明を添えています。
これを手がけているのが、加藤さんのいとこ・原田さん。
「よく聞かれる“これどうやって食べるの?”にちゃんと応えたいと思って作り始めました」と話します。
実際にレシピを見て興味を持ち、買ったお客さんが「美味しかった」とリピーターになり、売れ行きも上々。
野菜の特徴や美味しさを味わってもらいたいという「伝える工夫」が、ブランド力に繋がっています。
加藤農園では、大量生産ではなく“少量多品種”の栽培を大切にしています。
その理由は、「野菜をもっと楽しんでもらいたいから」。珍しくて、でもどこか親しみやすい野菜たちは、食卓に彩りを添えてくれます。
大根やキャベツなどの定番野菜を中心に、毎年新しい品種に挑戦し続けています。
加藤さんと原田さんの“二人三脚”で目指すのは、「野菜の楽しさを発信するブランド」。
加藤農園・加藤正人さんの野菜を見かけたら、まずは一度試してみてください。あなたの食卓に、ちょっとした驚きと笑顔が届くはずです。
(※野菜の直接の個人販売は行っておりません。「ヨークマート久里浜店」もしくは「野菜の里 須軽谷」にてお買い求め下さい)
取材日 2025/7/13
※掲載されている商品・情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Writerうみのとなり
ライター歴5年 「横須賀っていいな」「行きたいな、住みたいな」と思ってもらえる情報を発信しています。 地元の美しい自然・歴史・地域のあたたかさと魅力を伝えたい!Yahoo!ニュースライター 500件以上取材実績あり。地域クリエイター月間MVA2024年11月、7月、2023年7月連続受賞。
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