【三浦】料理人・松原和治さんの秘伝のタレが旨さの秘密「さかな料理まつばら」の海鮮丼

Release2025.01.29

Update2025.02.03

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【三浦】料理人・松原和治さんの秘伝の タレが旨さの秘密「さかな料理まつばら」の海鮮丼

Release2025.01.29

Update2025.02.03

ランチタイムの一番人気は「海鮮丼」

三浦海岸駅を出てすぐ、大きな通り沿いに年季の入ったのれんが見えてきます。「さかな料理まつばら」は地元の漁師から届く新鮮な地魚と問屋で仕入れたマグロなどの魚料理と日本酒が楽しめるお店です。

数あるメニューの中で、ランチタイムの一番人気はリーズナブルな「海鮮丼」。

「もともとは『今日のランチ』として出していたサービスメニューだったんだけど、テレビで取り上げられちゃって。それを目当てにお客さんが来てくれるもんだから、ランチで常時提供することにしたんだよね」と、店主の松原和治(まつばら かずはる)さんは苦笑します。

刺身を秘伝のタレにつけて白飯の上にのせ、丼に仕立てています。この日は、スズキ、イナダ、三浦サーモン、メバチマグロの4種類。仕入れによって魚の種類は変わるそう。

刺身は熟成させて提供するのが松原さんのこだわり。「漬け」にしても身が固くならないよう、工夫しています。どの刺身もとろける口どけで、それぞれの魚の旨味が感じられます。

料理人になると決心し、京料理店で修業を

松原さんは2代目で、1991年に父・輝男さんが同店を開きました。

料理人になるつもりはなく、サラリーマンだった松原さん。「親父が『腰が痛い』と言いながら仕事している姿を見て、店を継ごうと決心しました。24歳の時、料理の基礎を身に着けようと京料理店に入りました」。

年下の“先輩”ばかりで、辛いことも多かったと振り返ります。が、よき先輩にも巡り会え、「行けるところまで行け」「壁にぶつかってから考えろ」と励まされ、皿洗いから料理人にまで上り詰めます。6年ほど勤めた後、「さかな料理まつばら」の2代目として跡を継ぐことに。

お客さんに合わせて味を調整

「こっち(=三浦)の人は味が濃いのが好き。漁師さんはとにかく味が濃くないとダメ。『もっと味を濃くしてくれよ』ってよく言われたね(笑)。『この人はどんな味が好きなんだろう』と、お客さんの顔を見て、その人の好みに合わせて味を調整していきました」と、松原さん。

昼はお得な丼や定食が、夜は魚料理と肉料理、マニアも驚くラインナップが揃う日本酒が楽しめます。

取材日 2024/12/20

※掲載されている商品・情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

丼のフタを開けると、フタの裏にワサビが隠れていてビックリ(笑)!

丼につくカニの味噌汁はカニの旨味がよく出た名脇役。

「今日の三浦どん」は、三浦のマグロと三浦半島の食材を使った2品がのった人気メニュー。

三浦大根を使った「だいこん焼酎 三浦」も味わえます。

Writer田辺 紫

神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドをつとめる。「横浜ウォッチャー」として、見て、聞いて、撮って、食べて、実際に体験した横浜情報を発信。

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