鶏の旨みがじんわりと広がる、しっとりジューシーな一皿。弾力ある皮付きのもも肉からは、噛むほどに旨味が溢れ出し、炊き立てご飯からはハーブと鶏出汁の香りがふわりと立ちのぼります。
こちらは葉山の人気店「Café 会英楼」で供される「海南(はいなん)チキンライス・サラダドリンク付き(1480円税込)」。口に運べばどこか懐かしく、同時に繊細。食べ終えたあとも、やさしい余韻が心に残るような味わいです。
鶏の旨みがじんわりと広がる、しっとりジューシーな一皿。弾力ある皮付きのもも肉からは、噛むほどに旨味が溢れ出し、炊き立てご飯からはハーブと鶏出汁の香りがふわりと立ちのぼります。
こちらは葉山の人気店「Café 会英楼」で供される「海南(はいなん)チキンライス・サラダドリンク付き(1480円税込)」。口に運べばどこか懐かしく、同時に繊細。食べ終えたあとも、やさしい余韻が心に残るような味わいです。
店主の村木達城さんは、フランス料理の世界で腕を磨いたシェフ。横浜や鎌倉のホテル・レストランで経験を重ねたのち、「もっと日常に寄り添う食を届けたい」との思いから、祖母が御用邸近くで営んでいた『北京料理 会英楼』の名を受け継ぎ、葉山で「Café 会英楼」を開きました。地元客が通い詰める、あたたかくも洗練された“無国籍料理”が評判です。
海南チキンライスの主役は、厳選した皮付き国産鶏もも肉。日本酒やにんにく、生姜を合わせた特製マリネ液に一晩漬け込み、じっくり味を染み込ませます。
また、納得のいく食感を引き出すため試行錯誤を重ねたしたというのが火入れ。「水から3時間かけてゆっくりと設定温度まで加熱するところに、ノウハウがあります」と、村木さん。火入れ後に氷水で締めることで、ゼラチン質のぷりっと食感が際立ち、驚くほどしっとりとした口当たりに仕上げます。
鶏の茹で汁で炊くライスにも独自の工夫が詰まっています。長ネギと生姜などを炒め、こぶみかんの葉やレモングラスを加えた出汁で日本米を炊き上げ。一粒一粒に旨みが染みわたり、ライスだけでもおかわりしたいと、常連客にも評判です。
素材本来の旨みと弾力ある食感に、ソースを使うのを忘れてしまうほどの鶏肉の美味しさ。
そこに、特製の自家製チリソースと甘醤油ソースが添えられ、味の変化も楽しめます。
ソースのやさしい辛さや甘みが加わることで、さらに奥行きのある味わいが広がり、チキンライスとの相性も抜群。村木さんのこだわりの味に食べる手が止まりません。
サラダには地元・三浦野菜を使用。蒸し玉ねぎの甘みを活かした“白醤油と鰹粉”の和の隠し味を使ったドレッシンで和え、素材の味を引き立てています。
また、食事とのペアリングを念頭に選定した山梨・コクテール堂の数年熟成ブレンドのコーヒーは、まろやかで酸味も穏やか、食後の余韻をやさしく締めくくってくれます。
提供されるすべてに深いこだわりを感じる「Café 会英楼」。丁寧な手仕事が生み出す“特別な日常”に、ぜひ会いに訪れてみてください。
取材日 2025/07/30
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information

Café 会英楼(カフェ かいえいろう)
住所 神奈川県三浦郡葉山町上山口2559-4
電話番号 046-874-5405
定休日 木曜 (インスタ確認)
営業時間 11:00オープン・ランチ/11:00〜14:00L.O ・カフェ/11:00〜21:00(20:00L.O.)・ディナー/17:00〜20:00L.O.・水曜11:00~16:00(15:00L.O.)
アクセス 横浜横須賀道路「横須賀IC」から車で約14分
URL https://www.kaieirou.com/index.html
Instagram https://www.instagram.com/kaieirou/

WriterYASU
企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。

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