「ポテチパンは父のインスピレーションだね。ひらめきだよ」と北原俊勝さんは言い切ります。
北原製パン所の「ポテトチップサンド」(210円)は、追浜にあった海水浴場を訪れる客向けに俊勝さんの父・先代の治夫さんが考案しました。ホットドッグ用の自家製パンに自家製マヨネーズを塗り、ポテトチップを挟みます。野菜など水分を含んだ食材はありません。
俊勝さんが「湿らないからポテチの食感が長い時間、維持される。朝に買ってもお昼までシャキッとしています」と胸を張ると、すかさず奥さまの潤子さんが「次の日だって大丈夫よ」と引き継ぎます。
企業秘密かと思いきや、お店の奥の「カルビーポテトチップスしおあじ」がポテチパンの味を決めていることを教えてくれました。
食べてみると、パンの甘みとポテトチップスの塩気が組み合わさり、絶妙な甘じょっぱさです。