【横須賀】焼きだんごが1日100本!創業70年「三吉野」の老舗和菓子店が守るやさしい甘さ

Release2025.11.14

Update2025.11.14

【横須賀】焼きだんごが1日100本!創業70年「三吉野」の老舗和菓子店が守るやさしい甘さ

Release2025.11.14

Update2025.11.14

つややかに輝く「焼きだんご」は、1日に100本以上売れる看板商品。その優しい甘さには、二代目店主の丁寧な手仕事と、変わらぬ想いが込められています。

黄金色に輝く「焼きだんご」129円

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店頭で一際目を引くのが、つやつやと輝く「焼きだんご」。

香ばしい焼き目と、串を持ったときのずっしりとした重みが印象的です。

たっぷりと絡む甘辛ダレは、店主・高橋さんのオリジナルです。

醤油と出汁を合わせた、深みのある“甘じょっぱい”味わいがクセになります。

季節によってほんの少し味を変えるという繊細さも、職人の技。

「暑い時期は少し薄めにして、さっぱり食べられるようにしています」と、高橋さんは笑顔で語ります。

一口かじると、タレの香ばしさとお団子の柔らかさがふわっと広がり、思わず頬がゆるみます。

1日に100本以上売れるという人気の理由にも納得です。

ふわりととろける「甘だんご」129円

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みたらしと並ぶ人気の一品が、たっぷりのこしあんをのせた「甘だんご」は、つややかな餡をまとった姿は、見るだけで心がほぐれます。

団子を口に含むと、まず広がるのは、餡のなめらかさ。

そして、団子がふんわりとほどけるように柔らかく、餡の甘さは控えめで、素材の風味を引き立てます。

上質な米粉を蒸気でしっかりとふかし、練り上げ、さらにミキサーでなめらかに整えます。

こうした手間を惜しまない工程が、三吉野の団子の“とける”とした食感を生み出しています。

定番の「みたらし」「あんこ」「ごま」の3種類は、どれも売り切れ必至です。

二代目が守る“本物”の味

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横須賀中央駅から徒歩5分ほどの上町商店街に「三吉野」があります。

黒い軒と木枠の窓が印象的な店構えは、昔ながらの温もりを今に伝えます。

秋には柿やすすき、冬には小さな干支飾りなど、店頭の小さなスペースには、季節ごとの飾りが並びます。

そのさりげない演出の一つひとつに、季節を楽しむ和の心が感じられます。

地域の“おやつ時間”を支えて

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現在は、店主である高橋雅志さんは2代目として、切り盛りしています。若い頃に関西で修行を積み、家業を継ぐために地元・横須賀へ戻ってきました。

「和菓子は手間がかかるけれど、その分お客様の“美味しいね”の一言が励みになる」と話します。

毎朝6時頃から仕込みを始め、団子や三笠(どら焼き)などの定番から季節に合わせて10種類ほどの和菓子を丁寧に作り上げていきます。

「地域の人に喜ばれるお菓子を」

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三吉野の魅力は、和菓子だけではありません。

店頭には、いなり寿司やおにぎり(各162円)も並び、昼時にはあっという間に売り切れます。

「いなり全部ちょうだい!今日みんなで食べるの」と、常連さんが笑顔で買っていく光景も日常の一コマ。

「“美味しいね”って声をかけてもらえるのが、いちばんの励みです」と、高橋さんは目を細めます。

“作る喜び”と“食べてもらう喜び”が、ここではしっかりとつながっている。

それが三吉野という店のあたたかさそのものです。

四季折々の味で、日常に小さな幸せを

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定番のどら焼きの「三笠」(275円)や、上品な甘さの「吹雪」(162円)、ふっくらした焼き皮の「里かぐら」(173円)など、どれも昔ながらの優しい味わいがあります。

春は桜餅やおはぎ、夏は若鮎、秋は月見饅頭、冬はバターどら焼きなど、季節が変わるたびに、新しい和菓子が登場します。

「次はどんなお菓子が出るのかな」と思わず足を運びたくなる――そんな楽しみがあります。

“日本の四季を感じに行く”

心の奥に残るやさしい味と変わらない日常の中に、小さな幸せを見つけられる場所。

それが、横須賀・上町にある「御菓子司 三吉野」です。

取材日 2025/10/20

※掲載されている商品・情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

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季節感のある飾りに癒されます。

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具材たっぷりのおにぎりはどこか懐かしい味わいです。

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昔ながらの包装紙は味わいがあります。

Writerうみのとなり

ライター歴5年 「横須賀っていいな」「行きたいな、住みたいな」と思ってもらえる情報を発信しています。 地元の美しい自然・歴史・地域のあたたかさと魅力を伝えたい!Yahoo!ニュースライター 500件以上取材実績あり。地域クリエイター月間MVA2024年11月、7月、2023年7月連続受賞。

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