【三崎】美味しい理由は市場と直結しているから。「魚市場食堂」の海鮮丼

Release2025.02.12

Update2025.02.12

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【三崎】美味しい理由は市場と直結 しているから。「魚市場食堂」の海鮮丼

Release2025.02.12

Update2025.02.12

世界に通用する三崎港の「海鮮丼」

三崎水産物地方卸売市場の建物の中、魚市場のすぐ上にある「魚市場食堂」は地元の海の幸が味わえるお店です。

この食堂でぜひ食べていただきたいのは、マグロ、イクラ、赤えび、地魚、シラスが載った、色鮮やかな「三崎市場の特選海鮮丼」(2,200円)です。この食堂の一番人気!

20代からご高齢の方まで幅広い人たちが注文しているメニューですが、驚いたのは意外な層からの人気でした。

「外国人のお客様は生ものを食べない人が多いですけど、この海鮮丼はペロリと食べちゃう人が多いです」と、料理人の松本稜右(りょうすけ)さん。

温かいごはんと海の幸を一緒に食べる感覚、もしかしたらパエリアに近いのかもしれません。

“行きつけの食堂”兼“グルメ垂涎のお店”

お店は建物の外階段から2階に上がった少し奥にあります。人気No.1「海鮮丼」のほか、「市場の日替わり刺身と焼き魚定食」(1.980円)や「市場の日替わり地魚フライと刺身定食」(1.980円)もおすすめ。

「遠方から来るお客様は海の幸がダイレクトに食べられる海鮮丼を、地元の方はフライものを注文することが多いです。家で揚げるのって面倒ですからね(笑)」と松本さん。

つまり、“地元民が利用する食堂”と“全国のグルメが訪れる注目店”という2つの役割をこのお店は担っているわけです。

地元の方や遠方から来た方、様々なお客さんが計70席の店内に集い舌鼓を打ちます。

“三崎港の生き字引”から受け継いだ、確かな目

料理人として松本さんがこだわるのは「いいものを選んで仕入れること」。店と直結した市場で、彼が仕入れを担当することもあるそうです。

「メジャーじゃない魚もあえて仕入れて『こんなおいしいものもありますよ』と知ってもらいたいと考えています」と語ります。

マイナーでおいしい魚を選ぶ審美眼は、ある人の指導によって育まれました。

「市場で知り合った“師匠”に、魚種の違いによる仕入れのコツを教えてもらいました。80歳くらいになる魚屋さんなんですけど。」と同業者同士の中でも師弟関係が生まれることを教えていただきました。

三崎港の生き字引から受け継いだ、確かな目。いい魚を使ったいい料理が食べられるお店です。

取材日 2025/01/17

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

1階に魚市場、2階に「魚市場食堂」がある三崎水産物地方卸売市場。2階通路から1階のせりを見下ろすことができます。

天井にぶら下がった巨大マグロがお客さんをお出迎え! さすが、“マグロの町”として名高い三崎です。

海の幸がダイレクトに食べられるメニューも、フライが楽しめるメニューも、どちらも人気。いい素材が使われています!

Writer寺西ジャジューカ

1978年生まれ。数年間の異業界での活動を経てライターに転身。得意分野は芸能、音楽、ドラマ評、(昔の)プロレス。『証言UWF』などで執筆。東京生まれだけに地方のおいしいものに憧れがある。

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