獲れたて三浦野菜と三崎まぐろの産直センター「うらりマルシェ」は、三崎港のランドマーク的存在。
その1階で営業するお魚のお店「鈴木水産」の売りは、なんと言っても安さとボリュームです。
「インドまぐろ(赤身)200g」は1,100円、「塩銀鮭」は約500gで400円。干物は「真あじ開き4枚」が750円。そして、「10Lタラバガニ」は2.2kgで11,800円。
「東京から来て、かに10個を購入されたお客様もいました。この大きさは町の魚屋さんでは売っていないと思います。すごいっしょ?」とスタッフさん。
安さの理由は仕入れの方法にあります。鈴木水産は鈴木水産は東京・神奈川を中心に約30店舗の鮮魚店や飲食店を展開されており、社長がマグロを始めさまざまな魚介をまとめて大量仕入れ。それらはうらりマルシェ近くにある大型冷凍庫で保管され、各店で販売するシステムです。
それに加えて各店の店長も独自に仕入れを行なうことで、大量仕入れによる安さと店舗独自のラインナップを揃えることが可能になります。
他の支店とは違い、うらりマルシェ店へ訪れる方の多くは観光客です。遠方から車や電車で訪れる人が多数。
“まぐろの町”として名高い三崎だけに、人気商品はやっぱりまぐろでした。スタッフの竹内千江美さんもまぐろが大好きです。
「私がお家に買って帰るとしたら、こってり系のまぐろで中トロよりさっぱりしている赤身。わさび醤油をつけてお刺身で食べたり、漬け丼にしたりすると最高です」。
いただいたアドバイスを頼りにまぐろの赤身を購入、自宅でお刺身にしてみました。
お店で言われたとおり脂はそこまで多くなく、ねっとりとした食感が印象的。一切れ食べるとほんのり甘さが口の中に広がります。
加えて、まぐろの漬け丼にも挑戦しました。
お店で買った「釜揚げしらす 甘口」(160グラム450円)をあたたかいごはんの上に敷き、出汁醤油に漬けたまぐろを載せたら完成! 濃厚な旨みのまぐろは丼の具材にうってつけで、お箸が止まりません。
三崎港の風が我が家に届いた……。そんな気持ちにさせてくれるまぐろでした。
取材日 2024/11/29
Information
鈴木水産 三崎港うらり店
住所 神奈川県三浦市三崎5-3-1
電話番号 046-881-7232
営業時間 9:00~17:00(月~土)、7:00~17:00(日)
アクセス 三崎口駅または三浦海岸駅より京浜急行バスで「三崎港」下車、徒歩3分
URL https://hougyo.com/freshsales/miura/urari.html
Writer寺西ジャジューカ
1978年生まれ。数年間の異業界での活動を経てライターに転身。得意分野は芸能、音楽、ドラマ評、(昔の)プロレス。『証言UWF』などで執筆。東京生まれだけに地方のおいしいものに憧れがある。
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