野比海岸から京急長沢駅に向かう道中、三叉路の一角にある「できたて屋」。壁一面のタペストリーと、看板に書かれた「津久井の苺、“大物”が取れています」に引き寄せられ、立ち止まる人がちらほら。
店名の通り“できたて”の和菓子やお赤飯などが並ぶ中、ひときわ目を惹くのが、名物の「超プレミアム苺大福」です。仕入れ状況によりますが多いときにはなんと5サイズもあり、お値段は350円~700円と大きさによって変わります。
野比海岸から京急長沢駅に向かう道中、三叉路の一角にある「できたて屋」。壁一面のタペストリーと、看板に書かれた「津久井の苺、“大物”が取れています」に引き寄せられ、立ち止まる人がちらほら。
店名の通り“できたて”の和菓子やお赤飯などが並ぶ中、ひときわ目を惹くのが、名物の「超プレミアム苺大福」です。仕入れ状況によりますが多いときにはなんと5サイズもあり、お値段は350円~700円と大きさによって変わります。
千葉さんご家族が切り盛りする「できたて屋」では、一年中苺大福が食べられます。中でも12月から6月までの苺大福は、毎朝、妻・清子さんが朝摘みする津久井浜の苺を使用しているので、とびきり新鮮です。
かぶりついたときに、大きな苺からあふれ出す果汁がとてもジューシー! 苺の粒は大物でも大味にならずに、しっかり甘みとコクがあります。あんこは、白あんとこしあんのハーフ&ハーフで、まさにプレミアムな味わいです。
実はオープン当初、商品ラインナップの中に苺大福はありませんでした。ご夫婦で散歩途中に偶然見つけた地元農園をきっかけに、苺大福を始めたのだそうです。
しかしなぜ5サイズもあるのでしょうか。それにはこんな裏話があります。
「最初のきっかけは間違えて大きな苺を摘んじゃったことなんです(笑) 。でもそれを商品にしてみたら評判が良くて、遠慮なくどんどん大きいのを摘んでいたら、いつの間にかこんなにサイズが増えてました」(清子さん)
現在店頭に並ぶ一番小さいサイズは、なんと最初に清子さんが間違えて選んだ“大きな苺”と同じくらいサイズなのだとか。
ほかにも、地元農園で採れた旬のフルーツを使った大福も販売しています。取材時のラインナップは、シャインマスカット大福(200円・税抜)、津久井浜みかん大福(400円・税抜)、そして……思わず「でかっ」と声を上げてしまった、拳より大きいラ・フランス大福(550円・税抜)。
話を伺っていると、近所の幼稚園から小さなお客さんが、苺大福を求めにやってきました。「はいはーい」と応じる笑顔で応じるご夫婦と、その温かい手からつくられる和菓子は、地域の元気の源なのでしょう。
春、「できたて屋」苺大福の旬の季節です。
取材日 2025/1/17
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
できたてや
住所 神奈川県横須賀市長沢1-38-1-103
電話番号 046-895-7066
営業時間などの情報 10:00-17:00
(在庫次第で早めに閉店する場合がございます)
定休日 不定休(Instagramにて毎月初公開)
アクセス 京急線 京急長沢駅より徒歩1分
URL https://www.instagram.com/deki_tateya/
Writer小林有希
東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。
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