【三崎】季節ごとに味がかわる地元野菜を使った「食房miura」の絶品モツ煮

Release2025.05.12

Update2025.05.12

【三崎】季節ごとに味がかわる地元野菜 を使った「食房miura」の絶品モツ煮

Release2025.05.12

Update2025.05.12

季節によって味が変わる定番のモツ煮(650円)

もっと見る

三浦市役所の並びにある小料理店「食房miura」は、荏原秀介(えはらしゅうすけ)さんと、奥様の由佳(ゆか)さんのご夫婦で営まれており、2014年のオープンから昨年で10周年を迎えました。

「三崎は酒呑みが多いので(笑)、食事というよりもお酒に合う料理を提供しています」という秀介さんの言葉で地元に愛されていることが垣間見えます。

三浦大根の入った味噌味の「モツ煮・冬」(650円)は肌寒い日にピッタリ。ブレンドされた味噌がモツにしっかりと染み込み身体を温めてくれます。4月頃は塩味に変更され、春キャベツが投入されるとのこと。さらに夏はトマトベース味・秋は醤油味と季節ごとに趣向をこらしています。

メニュー表をみると、人気のアジフライなどを筆頭に揚げ物系から鮮魚系まで、オーダーを迷う人が多いのも頷けます。

もっと見る

自前のレトルト工場で三浦名産品のオリジナル「三浦のカレー」(650円)を開発

もっと見る

メニューを見ていると、気になる箱を見つけました。

食房miuraオリジナルの「三浦のカレー」(750円・店内ライス付)を販売しているとのこと。

「お店は夜のみの営業で、昼はレトルトの工場で様々な製品を作っています。息子が責任者として在籍していて、さまざまな商品開発を行っています。

このカレーは地元の名産品、特に三浦大根の煮ても崩れない特性がカレーにピッタリと思い、三崎のマグロとともに使うことにしました。

味付けは三浦大根の食感とマグロの風味にレッドカレーが合うことがわかり、1ヶ月ほどシンガポールに滞在して毎日食べ歩きをしました。凝り性なんです(笑)」と、秀介さんがサラッと壮大な開発ストーリーを語ってくれました。

もっと見る

さすが本場タイで味決めをしてきたとあって、三浦大根とのマッチングは絶妙。マグロの身も崩れずゴロッとしていて食べ応えも満点。

「うちはご飯系のメニューが少ないので、お腹が空いていたらこのカレーをオススメしています」と由佳さん。

厨房は主人、ホールは自分とそれぞれの持ち場

もっと見る

開店前の取材中も、常連さんが顔を見せ、心地よいやりとりの様子から食房miuraが人々のハブとなっていることが感じられました。

由佳さんは「主人と学生の頃に付き合いはじめたときからこの世界でしたから、料理に関しては、本人が長年大切に育ててきた経験や思いが、すべて花開いているように感じています。私は、ホールでお客さん相手を担当している感じですね。

そういえば自分たちが学生の頃ってダブルデートとか流行ったんですよ。初めての出会いもそんな感じでしたね(笑)。それが2人とも今年で還暦なんです」と、長い歴史を振り返っていただきました。

そんな素敵なご夫婦が提供する地元・三崎の味をぜひ味わってみてください。

もっと見る

取材日 2025/01/20

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

もっと見る

壁には麻袋を利用したボトルキープ用の袋がぶら下がっていました。名前が書いていなくてもすべて由佳さんが把握しているのだとか。

もっと見る

三浦市役所の並びというわかりやすい場所にあります。

もっと見る

名物の「おろしワサビのアジフライ」(650円〜)は季節で大きさと価格が変わります。ギュッとした身ながらふわふわとサクサクが両立!

Writer赤坂太一

東京と福岡の2拠点生活をしている編集者・ライター。デジタルガジェットとクルマなどの乗り物が好物。マニアックな世界を一般向けに翻訳するコンテンツ制作が得意。

関連記事

RECOMMEND

【三浦海岸】廃棄食材を看板商品へ。「伊豆島」で食べる三崎の新名物・茜身

2025.08.08

【三浦海岸】廃棄食材を看板商品へ。「伊豆島」で食べる三崎の新名物・茜身

【三浦海岸】「伊豆島」唐辛子味噌で絶品「マグロの三食丼」を堪能する

2025.07.23

【三浦海岸】「伊豆島」唐辛子味噌で絶品「マグロの三食丼」を堪能する

【三浦海岸】「蕎麦処いしい」三崎マグロを石井さん厳選の日本酒と楽しむ

2025.06.04

【三浦海岸】「蕎麦処いしい」三崎マグロを石井さん厳選の日本酒と楽しむ

【三浦】さかな料理まつばら「二色丼」で
三崎マグロと三浦サーモンを一度に

2025.04.21

【三浦】さかな料理まつばら「二色丼」で 三崎マグロと三浦サーモンを一度に

【三崎】三崎マグロと一緒に食べたい
「魚市場食堂」のあっさりアジフライ定食

2025.03.15

【三崎】三崎マグロと一緒に食べたい 「魚市場食堂」のあっさりアジフライ定食

【三浦】「うみのかみさま サイサガール」
元一流ホテルシェフ・プジャリさんのマグロカレー

2025.03.14

【三浦】「うみのかみさま サイサガール」 元一流ホテルシェフ・プジャリさんのマグロカレー

人気記事

RANKING

No.1

【横須賀】地元が納得する、本物の漁師刺身!|海鮮料理「勝魚」の1.5倍厚切り定食

2025.08.09

【横須賀】地元が納得する、本物の漁師刺身!|海鮮料理「勝魚」の1.5倍厚切り定食

No.2

【横須賀】閉店した名店の“あの味”が蘇る 元料理長が作るマグロの角煮「海鮮道楽えん」

2025.08.07

【横須賀】閉店した名店の“あの味”が蘇る 元料理長が作るマグロの角煮「海鮮道楽えん」

No.3

【横須賀】本場アメリカの絶品タコス!多国籍な街で愛される「DOO's DELI」

2025.08.08

【横須賀】本場アメリカの絶品タコス!多国籍な街で愛される「DOO's DELI」

No.4

【横須賀】朝どれ野菜と牛すじブイヨンの魔法!地元で愛される、YOKOSUKAスパイシーカレー

2025.08.05

【横須賀】朝どれ野菜と牛すじブイヨンの魔法!地元で愛される、YOKOSUKAスパイシーカレー

No.5

【横須賀】元潜水艦料理人が作る!シェリー香る極上ステーキと禁断のレーズンバター

2025.08.04

【横須賀】元潜水艦料理人が作る!シェリー香る極上ステーキと禁断のレーズンバター

No.6

【三浦市】自家製練乳とピスタチオ!夏に行きたい行列かき氷「こぶたとカモメ」

2025.08.03

【三浦市】自家製練乳とピスタチオ!夏に行きたい行列かき氷「こぶたとカモメ」

No.7

【横須賀】愛犬と癒しランチ。発酵×三浦野菜の「塩麹わっぱ弁当」

2025.08.02

【横須賀】愛犬と癒しランチ。発酵×三浦野菜の「塩麹わっぱ弁当」

No.8

【三浦海岸】廃棄食材を看板商品へ。「伊豆島」で食べる三崎の新名物・茜身

2025.08.08

【三浦海岸】廃棄食材を看板商品へ。「伊豆島」で食べる三崎の新名物・茜身

No.9

【三浦】鎌倉時代から続く加藤農園 黒皮スイカと甘酸っぱいメロンの挑戦

2025.08.02

【三浦】鎌倉時代から続く加藤農園 黒皮スイカと甘酸っぱいメロンの挑戦

No.10

【横須賀】葉山牛の旨味が濃厚すっきり 牛テールラーメン専門「たけめん」

2025.07.28

【横須賀】葉山牛の旨味が濃厚すっきり 牛テールラーメン専門「たけめん」