港町の空気感が感じられる、三浦半島・長井漁港近く。店内に入ると、ジュワッと揚がる音と香ばしい匂いが立ちこめ、思わず食欲がそそられる——。房竹丸直販所 海鮮料理「勝魚」。
「これが漁師の刺身だ」と地元客が唸るこちらのお店で提供される 肉厚の“アジフライ定食(1800円税込)” が、いま密かに話題です。
港町の空気感が感じられる、三浦半島・長井漁港近く。店内に入ると、ジュワッと揚がる音と香ばしい匂いが立ちこめ、思わず食欲がそそられる——。房竹丸直販所 海鮮料理「勝魚」。
「これが漁師の刺身だ」と地元客が唸るこちらのお店で提供される 肉厚の“アジフライ定食(1800円税込)” が、いま密かに話題です。
店主は城ヶ島出身の漁師・宮川聡さん。魚好きが高じ、中学生の頃から叔父の鮮魚居酒屋を手伝い、魚の目利きや包丁さばきを学びました。
大手外食企業で食品加工や品質管理などを経験した後、漁師の道へ。
自ら海に出て魚を獲り、直売店や6次産業化整備事業に採択されるなど、魚の美味しさを多くの人に知ってもらうことを続け、2025年3月にこちらの房竹丸直販所 海鮮料理「勝魚」をオープンしました。
見た目から違いが伝わる、大ぶりで厚みのあるアジフライ。使用するのは、地元・相模湾のメアジ、アオアジ、真アジ。漁がない日は、信頼する仕入れ先から鮮度抜群のアジを宮川さんが厳選します。
カラッと揚がったアジフライは、食感はサクッと軽く、中は、肉厚でふっくら、ジューシー。
アジ本来の塩味と旨みが凝縮され、調味料なしでも美味しくいただけます。
この食感や旨みには、宮川さんが培ってきたこだわりが込められています。
170度の油でじっくり約4分。身の厚さや脂の乗り、水分量を見極め、アジの種類によっても揚げ時間を調整。それらを見極めるのが、ポイントだと言います。
定食には、小鉢や味噌汁もセット。マグロの皮の三杯酢やマンボウの腸など、普段なかなか出会えない素材が並びます。すべて丁寧な下処理がされており、滋味深い一品ばかり。
釜揚げひじきは、宮川さんが自ら育てたもの。ふんわり炊かれた食感が特徴で、漬物も自家製。味噌汁は地元ワカメと魚の出汁が利いた、やさしい味に仕上がっています。
地元の人も通う理由が、箸を進めるほどに伝わってきます。
「地元の魚は、地元で食べてほしい」——そんな想いから始まった、房竹丸直販所 海鮮料理「勝魚」。
店内には観光客はもちろん、地元の常連も多く、看板商品のお刺身や煮付けと並び、アジフライを目当てに訪れる人も多く、車を走らせてでも訪れたいと評判。
一度食べれば、その理由にきっと頷けるはずです。
取材日 2025/07/04
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
房竹丸直販所 海鮮料理「勝魚」
住所 神奈川県横須賀市長井3丁目48−6
定休日 火曜(インスタを確認)
営業時間 月〜金11:00-15:00・土11:00-20:00・日11:00-15:00
アクセス 三浦縦貫道路 「林」出口からクルマで約7分
URL https://www.instagram.com/katsugyo_fusatake/
WriterYASU
企業で商品の企画を中心にデザイン、建築に従事してきたものづくり好き。 フリーライター、デザイナーとして体験価値を大切に業務を手がけています。 食べ歩き・猫・三浦半島の環境の満喫が日々の目標。
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