2024年8月に葉山の一色にオープンした、菓子工房「Ma chouchoute(マ・シュシュット)」。数々の外資系ホテルで、エグゼクティブ・ペストリーシェフとして腕を振るってきた、武藤修司さんがオーナーシェフを務め、販売担当の娘・楓花さんと親子で営んでいます。
楓花さんイチオシの「葉山レモンケーキ」は、葉山産レモンとはちみつを使用した爽やかな逸品。親子で開発した夏スイーツもお楽しみいただけます。
2024年8月に葉山の一色にオープンした、菓子工房「Ma chouchoute(マ・シュシュット)」。数々の外資系ホテルで、エグゼクティブ・ペストリーシェフとして腕を振るってきた、武藤修司さんがオーナーシェフを務め、販売担当の娘・楓花さんと親子で営んでいます。
楓花さんイチオシの「葉山レモンケーキ」は、葉山産レモンとはちみつを使用した爽やかな逸品。親子で開発した夏スイーツもお楽しみいただけます。
2024年8月に葉山の一色にオープンしたばかりの菓子工房「Ma chouchoute」。
スタッフの楓花さんが「イチオシ」とおすすめするのが、「葉山レモンケーキ」(400円)です。葉山で収穫されたレモンの種をとり、皮ごとコンポートにしています。
レモンケーキにはサラダオイルを入れるのが一般的ですが、オーナーシェフをつとめる父の武藤修司さんは国産バターのみを使用。生地にコンポートをたっぷり混ぜ込み、しっとりとさせるのが武藤流レシピです。さらに葉山産のはちみつも入っています。
葉山のレモンは芳醇な香りが特長だそう。驚くほどしっとりとした生地からは爽やかなレモンの香りが。中にはレモンピールが隠れていて、ほろ苦さも味わえます。
「夏は冷やすのもおすすめです」と、楓花さんが教えてくれました。
「葉山レモンケーキ」はコンポートがなくなる9月ごろまでの販売を予定。武藤家の愛猫・マンチカンの姉妹のイラストが入った「わっぱ」(350円)に詰め合わせることもできます。
6月下旬からは新商品「アイスクッキーサンド」(500円)の販売がスタート。楓花さんが「夏のおやつにピッタリなスイーツを作りたい」と提案し、親子で商品開発したそうです。
6種類のアイスを取り寄せ、バニラの香りが一番高いものに決定。濃厚ながら後味はすっきりとしています。アイスサンドのために作られた特製クッキーは、アイスが溶け始めてもサクサク感を保っていて驚きました。
「普段は勤めている母も一緒に梱包作業を行いました。看板猫のイラストのシールを貼ってかわいらしくなりました」と、にっこり。
楓花さんは、商品開発の仕事がしたいと、千葉県でチェーン展開しているパン店に就職します。1年ほど経ったころ、父・修司さんがお店を出すことになり葉山に戻りました。
父の修司さんは「私はお菓子を作ること以外はできないので。販売も販促もすべて楓花に頼っています」と、全幅の信頼を寄せています。
店頭のPOPやディスプレイはもちろん、ギフト用のラッピングやSNSでのお知らせ、オンラインショップの管理、店頭で配るチラシの制作まで、販売・販促に関わる全てを試行錯誤しながら受け持っています。
「父は18:00に終えると決めたら、その時間に必ず終わるんです。緻密なスケジュール管理ができるところは、さすがプロだな、と尊敬します」と、楓花さん。
信頼・尊敬しあう親子が手を取り、「葉山のおやつ」で笑顔の花を咲かせます。
取材日 2025/6/26
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
Information
菓子工房 Ma chouchoute(マ・シュシュット)
住所 神奈川県三浦郡葉山町一色1426-1
電話番号 046-854-7043
営業時間 11:00〜18:00
定休日 火・水曜
アクセス 京浜急行バス「葉山小学校」から徒歩2分
URL https://r.goope.jp/machouchoute/
Writer田辺 紫
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドをつとめる。「横浜ウォッチャー」として、見て、聞いて、撮って、食べて、実際に体験した横浜情報を発信。
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